クラスが一緒な私たちは、もちろん学校に着いてしまってもそれから先の行き先も同じで、玄関で靴を上履きに履き替えた後も、さっきまでと同じように2人並んで歩いた。
途中で廊下にいた桂馬の友達や私の友達にも会って、軽く挨拶を交わしながら、教室へと向かう。これもちゃんといつもと変わらない光景だった。
「おはよう」
そう挨拶をしながら教室の中へと入ると、先に登校していたクラスメイト達から「おはよう」と返事があちこちから返ってきた。
ここで桂馬とは一旦別れて、窓際の自分の席へと移動した。窓際の後ろから二番目、そこが今の私の席。
まだ誰も座っていない私の後ろは、和樹君の席。
席には着かずに、肩に下げていた鞄を机の横に掛けて、廊下側の1番後ろにいる桂馬のもとへと向かった。朝礼までもう少し時間がある。
「あいつらはまだみたいだな」
私が傍に行ったと同時に桂馬が呟いた。彼の視線を追うと、斜め前の席、沙耶ちゃんの席を見ていることに気づいた。
「そうだね、和樹君もまだみたいだし」
そう言いながら、今度は2人で窓際へと視線を送った。いつも一緒に登校してくる和樹君と沙耶ちゃんは、まだ着いていないようだった。
遅刻ギリギリだけど、大丈夫かな?なんて呑気に心配した。
途中で廊下にいた桂馬の友達や私の友達にも会って、軽く挨拶を交わしながら、教室へと向かう。これもちゃんといつもと変わらない光景だった。
「おはよう」
そう挨拶をしながら教室の中へと入ると、先に登校していたクラスメイト達から「おはよう」と返事があちこちから返ってきた。
ここで桂馬とは一旦別れて、窓際の自分の席へと移動した。窓際の後ろから二番目、そこが今の私の席。
まだ誰も座っていない私の後ろは、和樹君の席。
席には着かずに、肩に下げていた鞄を机の横に掛けて、廊下側の1番後ろにいる桂馬のもとへと向かった。朝礼までもう少し時間がある。
「あいつらはまだみたいだな」
私が傍に行ったと同時に桂馬が呟いた。彼の視線を追うと、斜め前の席、沙耶ちゃんの席を見ていることに気づいた。
「そうだね、和樹君もまだみたいだし」
そう言いながら、今度は2人で窓際へと視線を送った。いつも一緒に登校してくる和樹君と沙耶ちゃんは、まだ着いていないようだった。
遅刻ギリギリだけど、大丈夫かな?なんて呑気に心配した。