井蛙には以て海を語るべからざるは、 虚に拘ればなり つまらない授業の中、パラパラと捲る教科書の中の言葉に手が止まる。なぜか、この言葉から視線が離せないでいた。 なぜこうも気になるのか。考えて見たけれど、答えが全く浮かんでこない。 いつの間にかそんな疑問も、違和感も、綺麗さっぱりと忘れていった。