そんなこんなで教室に着くと
もうほとんどの人が席についていた。


席どこかな〜
のんちゃんと離れ離れかな。

なんて思っていると


「妃奈はそこ!わたしは斜め後ろ!」


「良かった〜のんちゃんと近いね!」


友達ができるか不安だな〜。
人見知りだからのんちゃんが
居てくれて良かった!


「席つけー」

先生が入って来たので
私たちはそれぞれ席についた。


すると横から

ちょんちょん


突っついてくる男の子がいた。


「あ、俺 松山 那月ってゆーの!
よろしくね?」


かっこいい男の子が
高校友達第一号!!!!!


「えっと…相原妃奈です。よろしく…」


「本当に噂通り可愛いね!
よかったらLINE教えてよ!」


チャ…チャラい。

苦手だな〜この人。


「あんた妃奈になんか用?」


の、のんちゃん!神様!


「お、お友達も美人さん!
よかったらLINE教えてよ!」


「は?意味がわからない。」


のんちゃんはそう言って
那月くんをスルーしていた。