学校に着くと親友の
神谷希ちゃんを見つけた。


「のんちゃん!おはよう!」

「おう!妃奈!おはよう!」


のんちゃんとは小学校の頃から
一緒でとっても美人な自慢の親友。


「のんちゃん、クラス見た?」


「わたしと妃奈同じクラスだから安心して!妃奈は私が守るから!蓮也にもそう言っといて!」


「守るなんて…大げさだよ〜」


のんちゃんはいっつもこんなわたしを
過保護にお世話してくれる。


蓮也くんとのことだって
1番わかってくれてるんだ。


「じゃあ教室行こっか!」


「うん!」



そう言って教室に向かうと、
なにやらザワザワしている。

「あの子可愛い〜」
「友達になりたいな〜」


のんちゃんはやっぱ人気者だな。
妃奈いじめられないかな?


「のんちゃん、やっぱりモテモテだね!」

男女共からモテるのんちゃん。
そんな子とわたし、親友なんだよ?
とっても誇らしい!!


「妃奈の鈍感は治らないね。」

「ふふっのんちゃんったら!」


「はぁ…先が思いやられる」



思いやられるのはわたしだよ!
のんちゃん本当に無自覚!
☝︎妃奈は天然ばか。