「いつまで泣いてんのさ」
「奏汰は悲しくないの?寂しくないの?」
あたしは悲しいよ。
寂しいよ。
離れたくなんかないよ。
奏汰は「うーん」と唸って黙り込んでしまった。
即答してくれなかったことにやっぱり遠距離なんてできないと思った。
今日で奏汰とさよなら。
ほんとに『さよなら』…?
「俺は信じてる」
「へ?」
奏汰が考えた末の言葉はあたしの頭では理解できなかった。
奏汰は歩みを止め、あたしの手を握った。
「俺は結衣を信じてるから」
「どういうこと?」
「離れようが会えなかろうが、俺と結衣は絶対別れないってこと!」
そう断言した奏汰はどこか誇らしげだった。
握られた手に力が入らない。
握り返して応えたい。
「俺は結衣しか見てねぇよ。LINEも電話もするし。だから、俺が迎えに来るまで待っててくれるか?」
「奏汰は悲しくないの?寂しくないの?」
あたしは悲しいよ。
寂しいよ。
離れたくなんかないよ。
奏汰は「うーん」と唸って黙り込んでしまった。
即答してくれなかったことにやっぱり遠距離なんてできないと思った。
今日で奏汰とさよなら。
ほんとに『さよなら』…?
「俺は信じてる」
「へ?」
奏汰が考えた末の言葉はあたしの頭では理解できなかった。
奏汰は歩みを止め、あたしの手を握った。
「俺は結衣を信じてるから」
「どういうこと?」
「離れようが会えなかろうが、俺と結衣は絶対別れないってこと!」
そう断言した奏汰はどこか誇らしげだった。
握られた手に力が入らない。
握り返して応えたい。
「俺は結衣しか見てねぇよ。LINEも電話もするし。だから、俺が迎えに来るまで待っててくれるか?」