「それで心を許せる友達というか…
話し相手と言うか…なぁ?」
先生が少し申し訳なさそうな顔をする。
「あ〜自己中でワガママそうやから
友達とかおらなさそうやな〜。」
「わっ!京ちゃん!?」
先生と2人で話していると急に間に
京ちゃんが入ってきた。
てゆうか思ってる事は正直に
言い過ぎ…。
「まぁ仲良くしてやってくれ!頼む!」
「えーやだ。」
めんどくさそうに言う京ちゃん。
「お前に頼んでるんじゃないだ。」
頼む…本当に私ってこの言葉に弱いな。
「はい…分かりました。」
「ちょ!あんな、頼まれたからって
なんでも引き受けたらええってもんじゃ
ないで!?」
頼みを受けた私にびっくりする京ちゃん。
「でも…もうすぐ卒業だし…。」
私に何か出来るのなら…役に立ちたい。
「よし!じゃあ頼んだ!」
先生はそう言って去って行った。