「いやーこんな所で再会出来るとは思わんかったわ〜!」

昼休み。早速京ちゃんと諒くんとヒーローと
陸くんが私の席に来る。

「本当。京よく分かったね。僕分かんなかったけど、よく見ると全然変わってないね。」

「でも、京なんで分かったんだ?」

そう言えば...なんで分かったんだろう。
私、全然分からなかった。

「え〜?そりゃら、愛の力やん?」

「嘘つくなよ。」

冗談を言う京ちゃんに諒くんが
突っ込む。
ほんとに仲良い双子だな。

「あ、バレた?"ふうなはひらがな"って小学生の時から言ってたやん。それにずっと一緒におったから雰囲気とかでなんとなく...?」

ニコッと笑う京ちゃん。

「僕、全然気づかなかった。髪伸びたよね?
すごい長くなってる。」

諒くんの言うと通り。
今の私の髪の毛は腰ぐらいまである。