「もういいだろ?長すぎ!」

横で立ちながら呆れていた先生が
締める。

確かに20分ぐらい話している。
2人の席は私の後ろと斜め。
京くんが後ろで諒くんが斜め。

リズムに乗っているかのように歩いてくる。
あ…京くんと目が合った。

そしてボソッと呟いた。
「どこがで会ったことある?」…え?
会ったことあるかな?

トントンと後ろから背中を叩かれ
後ろを振り向くと京くんが私に紙を渡した。

なんだろう…。
《名前教えて!頑張って思い出すから!》

思い出すって…。
私は《中原ふうなです。名前はひらがなです。学級委員と生徒会長をしてるから分からない事があったら遠慮なく聞いてね。》と返事を書あた。

「あー!わかった!」