試合が終わり、ミチコとハルカとレイと一緒に、次の試合の時間を確認しに一度校舎内の本部に戻る。


試合はトーナメント制で行われていて、勝者は何時から、敗者は何時からというのが決まっているため、


試合が終わるたびにこうして予定確認をしなければならないのだ。








「八組、アーちゃんがいれば無敵じゃない?」

「いやいや、力ごなしにぶん投げてるだけだよ」

「あはは!さすが弓道部。腕力が一人前ですなぁ〜」

「はははムキムキですよ女子らしからぬ腕ですよ見せてあげましょうか奥様方」





なんて、ミチコやハルカにおだてられながら(?)歩いているとーーー




見知った影が瞳に映った。









「あっ、シンちゃーん!コータロー!!」

「「お、アリナ!」」




大声で名を呼んだら、振り向いて見事にハモった声で返してくれた。






二人に駆け寄りながら、ミチコが問うた。





「コータローくんたち何処行くの?」

「今からバスケの試合が始まるらしいから観に行く!ドッヂはどんな感じ?」

「ふっふっふ、アーちゃんが無敵すぎる!今んとこ全勝!」

「えっアリナすげえじゃん!次の試合応援行くわ!!」

「へへへ、よろしく〜♪」





「よし。とりあえずバスケの応援行こうぜ!」