ーーーピピーッ!
ブザービート、とは違うけれど。
私の投げた豪速球が、相手チームの一人に当たった瞬間、試合終了の笛が鳴った。
「えーっと...外野の人数は、五組チーム四人、八組チームが三人!
よって、八組チームの勝利とします!」
キャーーッ、と悲鳴じみた歓声を上げながら、クラスメイトの女子達が私に抱きついてきた。
「アーちゃんカッコいぃぃぃ!」
「アリナ、ナイスプレーすぎ!」
「次も頼むよ〜アリナちゃん!」
「へへへ、ありがとっ」
球技はそこそこ得意な私は、そこそこ活躍していた。
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