「劇になったので、次のLHRで内容とかは決めたいと思います」

「わかった。そっちもまた決まったら教えてくれな」

「あ、あと先生、劇練習とかしたいから体育館使える時間とかあるー?」

「佐伯が敬語使えるようになったら確認取っておく」

「ありますでしょうか遠竹先生」

「多分、七月の大会が終わったら、バスケ部もバレー部もひと段落つくだろうから、体育館空きあると思うぞ〜」

「じゃあそれまでは教室でできることやるだけですね」






遠竹先生は軽口を叩ける、面白くて優しい先生だ。


ナツキも調子に乗ってタメ口で喋るため、いつもこうしてジャレている。




「まあまだ時間はあるし、のんびり決めて行こうぜ!」

「ん、そだねっ。」






内容の薄い報告が終わり、ナツキと一緒に教室を出て、喋りながら階段に向かった。