アヤナは女の子らしくて、でも元気いっぱいな女子らしい女子。
ヒトミはすごくマイペースで、サバサバしてて、天然も入っている変人女子。
カナはすごく活発そうで、言い方悪いけど男好きっぽく見える女の子だった。
三人と喋ってるのは、とても楽しかった。
お互い何も知らない状態だから、言いたいことは自然に言える。
聞きたいことは自然に聞ける。
あっという間に二十分ほどが経って、朝のHR開始のチャイムが鳴った。
間を置かずに担任が入ってきた。
「後でまた喋ろ!」
そう言って三人とも自分の席に戻って行った。
前を見ると、いつの間にかミチコも来ていた。
HR開始の時点で教室にいなければ遅刻になるから当然だけど。
「ミッちゃんおはよ!」
「あっ...おはようアーちゃん」
「え、暗いじゃん、どした?」
なんとなくミチコが何かに落ち込んでる雰囲気だったので、気になって聞いてみた。