少しウトウトしながら入学式兼始業式を受けていたが、予想以上に早く終わった。
教室に戻ってからはLHRだったが、春休み課題や住所登録の用紙などの提出しかやることは無いらしく。
これまた予想以上に早く終わってしまった。
あまりにスムーズに終わってしまったので、ちょっと拍子抜けだな。
「アーちゃんまた明日ね!」
「うん、ミッちゃんばいばーい!」
元気良く教室を出て行ったミチコに続いて、自分も早くレンの所に行こうと鞄を持ったその時。
「アーリナーー!!」
廊下から自分の名を呼ぶ声が聞こえ、驚いて見てみると、案の定カレンがいた。
カレンの声があまりに大きかったため、教室に残っている人たちの多くが私とカレンを見ていた。
少し恥ずかしくなって、足早にカレンのもとへ行く。
「声でっかい!恥ずかしいわ!」
「アリナの席が廊下から遠いのがいけないんだよ〜」
「なんじゃそりゃ。てか待ち合わせは昇降口のはずじゃ」
「いいから早く帰ろ!今日はウチで昼飯食べてってよ!」
「わかったわかった!久々だね〜レンの手料理」
私とカレンの母親は仲がいい。
互いの親が家に居ない時などは、気分で互いの家でご飯を食べたりする。
だいたいは私が作るものだったが、さすがに何も作れないのは将来大変だと思い、カレンにも簡単な料理は教えている。
「じゃ、帰ろっか」
一緒に階段を降りて自転車置き場に向かって歩いた。
昇降口に着いてローファーに履き替えている時、ふと気づいたことがあり、鞄の中を探った。
教室に戻ってからはLHRだったが、春休み課題や住所登録の用紙などの提出しかやることは無いらしく。
これまた予想以上に早く終わってしまった。
あまりにスムーズに終わってしまったので、ちょっと拍子抜けだな。
「アーちゃんまた明日ね!」
「うん、ミッちゃんばいばーい!」
元気良く教室を出て行ったミチコに続いて、自分も早くレンの所に行こうと鞄を持ったその時。
「アーリナーー!!」
廊下から自分の名を呼ぶ声が聞こえ、驚いて見てみると、案の定カレンがいた。
カレンの声があまりに大きかったため、教室に残っている人たちの多くが私とカレンを見ていた。
少し恥ずかしくなって、足早にカレンのもとへ行く。
「声でっかい!恥ずかしいわ!」
「アリナの席が廊下から遠いのがいけないんだよ〜」
「なんじゃそりゃ。てか待ち合わせは昇降口のはずじゃ」
「いいから早く帰ろ!今日はウチで昼飯食べてってよ!」
「わかったわかった!久々だね〜レンの手料理」
私とカレンの母親は仲がいい。
互いの親が家に居ない時などは、気分で互いの家でご飯を食べたりする。
だいたいは私が作るものだったが、さすがに何も作れないのは将来大変だと思い、カレンにも簡単な料理は教えている。
「じゃ、帰ろっか」
一緒に階段を降りて自転車置き場に向かって歩いた。
昇降口に着いてローファーに履き替えている時、ふと気づいたことがあり、鞄の中を探った。