「小泉警部!そんな切り出し方じゃ、可哀相ですよ!」



「うわ〜 硬いっすね〜
有り得ないほど硬いっすね〜
固焼き煎餅もビックリですよ〜」



「小泉…お前って奴は…
呆れて敬語を使う気も失せるな…」




SMRが横でヤイヤイ言うのには、理由があった。


昨夜小泉に召集され、SMRはうららの今後について会議を開いたのだが、


そこで話した内容は、もっと明るく幸せな話しであったはずなのに。



小泉は黙ってろと言いたげに睨みつけ、

それから凹んでしまったうららに、本題を切り出した。



「安心しろ。別に四六時中見張るわけじゃねぇ。

お前の話しを聞き、どんな生活しているのかを報告書にまとめて、定期提出するだけだ。


その役目は、俺がやる。

それならお前も、気が楽だろ?」