「ち、違いますよ。これは兄のです。最近男ものの服にハマってるんです。あ!!昨日店長と大野さんのせいで二日酔いですよ!か、勘弁してくださいよ』










私は動揺を隠しながらその場を逃げた。







まあ、動揺は隠せてなかったみたいだけど。












いつものように黒川さんを探していると




ふとさっき中村さんが言ってたことを思い出した。














やっぱりもうやめるべきなのかもしれない。











「おはようございます。川奈さん」









聞き慣れた声。