「ん、、、ここ、どこ」



ひどい二日酔いで重い体を起こすと、目を見開いて隣を見た。





「ん?起きた?お水飲む?」





「、、、ん?私は、何で、、、、、ここに。あの〜もしかして何か変な事でも、、、?」





そう言って中村さんをそっと見ると中村さんは満面の笑みを浮かべてこう言った











「気持ちよかったよ、ほんと」






「あ、、、な、なるほど」








記憶のない、みすぼらしい自分を恥じた。








ただそれ以上に、あれほど好きだった黒川さんに対する気持ちに対してなぜか無性に悲しかった。









こんなもんだったんだ、私の気持ちは。