「ねえねえ、私さ春香って言うの!春香って呼んでくれていいから~! 友達なろう!あ、舞花って呼んでいい?てゆうか、めっちゃかわいいね♡♡」
「春香!ずるいぞ~?俺のが先に自己紹介したかった~! 俺は悠!悠でいいからな~!」
「あーもう!悠、邪魔!てゆうかあんた近づかないでよ!舞花が妊娠するじゃないの!」
「春香、うるせえ。俺は舞花ちゃんと話したいの!妊娠させた女まだ居ねえっつーの!」
おいおい、初めましてさんの前でそれはねえだろう・・・
「あの~?」
ほら、そうなるだろうが・・・
「「なに??」」
息合いすぎだな。
「楽しそうですね。いいな、そういうの。」
天使のような微笑みを添えて彼女が口を開いた。
おいおい、勘弁してくれよ、みんな目がハートじゃねえか。
「ま、舞花はさ~、む、昔こういうのとかさ、してなかったの?」
いやいや、春香。キョドリすぎだし
「ないよ、ずっとさ一人だったんだ。あいつのせいでさ」
「あいつ?」
「ん?何もないわよ。 これから宜しくね、春香!悠君!新庄くん!」
「晃」
「え?」
「晃でいいから}
「あ、うん。分かったわ」
自分でもどうして名前で呼んで欲しかったかなんて分からないけど、
気づいたら体が勝手に動いて、言葉を発していたんだ。
ニヤニヤしている春香と悠が居るなんてしらなかった。