なんか私、
優雨くんがストーカーから助けてくれた日から
おかしいんだよなぁ……
席が隣だけでもう死にそうなくらい
ドキドキしちゃうし……
私は優雨くんのほうを見た。
…モテるなぁ……
やっぱ距離感があるよ…
近くにいるのに、すごく遠く感じる。
「姫ぇ♪」
「遥くんっ」
「あのねぇ、ちょっと来て★」
私は遥くんに、廊下まで連れてこられた。
「何ー?」
「夏休み、僕の別荘に来ないぃ?」
「別荘!?」
……そうだ、
もうすぐ夏休みじゃん!!!
「一応優雨が来るんだけどー…」
「行きます!!」
優雨くんが行くなら、喜んで!!