「読んでいい?」

「うん…多分…」



そう言うと、優雨くんは封筒から手紙を取り出した。



きれいに折りたたまれた手紙を開く。




1分後―………



「あのさ」

「は、はいっ」

「小林に言っといて」

「う…うん」






告白OKかな…

OKなら良いけど……






「“付き合えない”って」

「………え?」







私は目を丸くした。




「何で…?」

「はぁ?だから俺は、女に興味ないんだって」

「そ…そっか」






私は、優雨くんにじゃあねと言って
そのばを去った。