「はっ、お姉ちゃんのパンツくらいどーでもいいでしょ?」

ニヤニヤ笑う。

「うっせ!!」


そう言って龍汰はその場を去って行った。


「アイツ、顔真っ赤っ」


私は一人、ぷっと笑った。

まぁ、アイツはそういうお年頃だから!

中学生は分かりやすい♪






「こら姫乃!!」



「はいっ!!」



イキナリ怒鳴られて、私の背中はビクリと跳ね上がった。



「早く学校行きなさい!!」


「はーぃ」



「ったく、お母さんもそんなに怒るとしわが増えるよ~??」



何て言えないから、私は大人しく

家を出た。