「あのね、凉ちゃんって、あの王子様のこ と、好きなの?」 「ん?王子様?…あー、翔ね!」 名前、翔って言うんだ… 知らなかった… 「うん、好きだよ!頑張って告るんだ!」 「あっ…そぉなんだ…」 「だから、みどりん、応援して!」 「う、うん、頑張ってね…」 ちょっと嫌だった… いや、ちょっとじゃなくて、むっちゃ嫌 だった。