「深波。」
「うん?」
「・・・痛い(泣)」
「まさか・・・(驚)」
「傷口・・・開いたかも・・・(泣)」
「おい!まじ・・・開いてるわ~!!」

隼丸の傷口が、振動で開き始める。深波は、慌てて隼丸をその場で寝かせると、傷口に手を当て呪文を唱え始める。すると、どんどん傷口は閉じ始めた。


数十分後

「きっちり仕事できるな(怒)」
「ご、ごめんなさい(笑)」

終了。
祇儀は傷だらけで、力をなくしその場でしゃがみこむ。しかし、顔は笑顔。それくらい、凛香のすべてを受け入れているようだ。

「愛情表現が・・・」
「相変わらずバイオレンスだね。」
「それで、いいみたいだからね・・・大王様は。」
「そだな。」

遊佐と砂靭は、その光景を見つめながらそう話し始める。その横で、清澄は祇儀のスーツを用意するのだった。


さらに数十分

「じゃ、弦龍、虎黎・・・今日から無期限での刑の執行をします。指導官は僕です。僕が何かあって監視できない場合は、清澄が監督を代行します。ここで、精一杯更正に励んでください。」

「「はい。」」


こうして彼らの新しい生活が始まる。

やり直しの新しい生活が・・・。