「じゃ、俺と久しぶりに遊ぶか、弦龍。」
弦龍の背中に棍棒を押さえつける禮漸がそこにいた。その言葉にニヤニヤしながら「いいねぇ~」と不敵な笑いを浮かべる弦龍。そんな彼に禮漸は条件を突きつけた。
「思いっきり暴れたいからさ、緑涼さんや大王様達にはここを退散してもらおうや。お前も、暴れたいだろ?」
「あぁ。でもな・・・たくさんの眼があるほうが燃えんだわ(笑)」
「そうかい、そうかい・・・じゃさ、このままはじめようじゃねぇか、弦龍!!」
そこにいた誰もが見守る中、何十年ぶりの思いを込めた一戦が幕を開けた・・・
その頃、椿と凛香はというと・・・
「凛香さん・・・」
「あの馬鹿・・・(怒)」
「「ここ、どこ~!!」」
きれいな小川が流れ、すがすがしい風が吹く大草原の中に放り出された椿と凛香。
その空間にむなしく二人の声が響くのであった・・・。