「あ、相部屋ですか(驚)」
「申し訳ございません。しかし、椿さんの身を案じて、この組み合わせにさせていただきました。」
椿はその言葉にほっとしながらも、まだ危険が付きまとっている事を心の中で再認識することとなった。
部屋の組み合わせはこうなっている。
華の間:緑涼、椿、隼丸
海の間:蓮流、禮漸、深波
緑の間:火燐、風燕、弦九朗
光の間:祇儀、凛香、清澄
列車の部屋割りは、事前に清澄が考えたもの。
最後尾の光の間、次の車両に華の間と海の間、その次の車両に緑の間と空室になっている風の間となっている。ちなみに、清澄の中では、風の間をレクリエーションや話し合いをするための部屋として使用することにしている。
さらに列車には一緒に乗り込んでいるスタッフのための部屋も備わっている。
椿達がいる客室とは反対側に位置し、運転席に近い車両に備わっている。
また、食事をするためのレストラン車両も備わっており、彼らの為にシェフが腕によりを振るうのである。