「椿さん。」
深波が思わず声をかける。
「もしかして、まだ具合戻ってないですか?」
「・・・いや、そうじゃないんですけど・・・。」
「・・・」
深波は、そのまま後ろのドアを開け、スタッフに「温かい飲み物用意してもらっていいですか?」と話す。そして、椿の横に座ると「ちょっと失礼します。」と言って、首筋に触れた。
「・・・う~ん・・・もう少し休みましょうか(笑)」
そう言って、椿を横にさせた。
「深波~?どしたの?」
「あっ、椿さんまだ横にさせといたほうがいいと思ったから。さっきのダメージかもしれない。」
それを聞いた緑涼も慌ててやってきて「大丈夫だべか?」と深波に詰め寄る。
「ダメージはだいぶ回復してます。だけど、まだ全部取れたわけじゃないので。」
深波は、そう話すと携帯で凛香に連絡を取り始めるのだった。