「何話してん。」


背中がゾクッとした。
いつもの春君の声だけど、
いつもの春君じゃない。


「なぁ?」


春君に見られるから、夏紀君見たら、いかにも。


言うな。


って顔してて、二人に板挟みにされてる。


「何でもないよ?」


「ほんまに?」


私は、春君みたいに演技上手くないから。
めっちゃ疑った目で見てる。


「本当に!!!」


「ふ〜ん。」


絶対、納得してないよ;


後ろでは、クスクスとメンバーが笑いを堪えてる声がする。


ヤキモチだ・・・。


何かそういうのは、


素直に嬉しいな。