学校にも、行きたくなくなって、家とは、反対の方向へ進んだ。
補導される。とか、本当にそんなのどうでもよくて。
ただフラフラと歩いてた。
・・・purururu・・・pururu
お母さんに連絡行ったんだ・・・。それしか考えなくて、電話に出た。
「もしもし。」
怒られてもいいや。
『笑美ちゃん・・・?』
なのに・・・。
それは、春馬君の声だった。
「・・・・。」
何で?
声に出したかったけど、
頭が混乱して何も言えなかった。
『今、どこに居る?』
「・・・えっ、コンビニ・・・」
『どこの?』
「K駅。」
淡々と話しを進めて、切れた電話。
《そこに居って。》
そんな言葉を残して。
・・・そんな事言われたら、
ここに居るしかないじゃん・・・。
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