「あかん!あかん!!あかーん!!!」


楽屋に響いた声。


春馬君はもー、口をポカーンとさせてる。


確かに・・・よく大人っぽいとは言われる。


だから・・・だから、
春馬君は声掛けてくれたんだね?10個も下じゃ・・・恋愛対象になんかならないよね。
・・・・何か好きになりかけてた私が馬鹿みたい。


「あっ・・・、失礼します。」


居る意味もなくなって、楽屋から逃げた。


すれ違う時、ぶつかった視線。
春馬君は、逸らした。


そーだよね・・・・、
有り得ないもんね・・・・、
中学生に恋なんて。
大丈夫だよ・・・すぐに忘れられる。


ちょっとでもいい夢見れたんだからいいじゃない。