アホくさ・・・、


いっつも自分で思って、結局虚しくなるだけ。


「ハァッ・・・、ハアッ・・・」


息が上がって、そろそろ限界!
って時に見えた校門。

(あともう少し・・・!)
それと同時にチャイムが聞こえる。
このチャイムが鳴り終わるまでに、校門を通らなくちゃ、遅刻扱いになって、いろいろと面倒臭い。

かなり限界感じてる体にムチ打って、ラストスパートを駆ける。


ーキーンコーン・・・ー


ブツッ。
と音が消える前に何とか、校門をすり抜けた。


「セーフ・・・・?」


校門の前に立ってた先生に尋ねると、苦笑で返してきた。


「よしっ!」


と、一人でガッツポーズした後、
髪を軽くとかして、
制服を整えながら。
教室へと向かった。