「ただいま、、、」


何度も来てる・・・・


というか自分の家なのに、何故か妙に緊張して。


「おじゃまします-」


春君も緊張してるのか、
少し背中に変な気を感じる(笑)

「おかえり〜」


お母さんは顔を見せずに、
声だけで返事をした。


「・・・・・」


一瞬。
どうしていいか分からずに
春君と顔を見合わせた。


「上がるで?」


「う、うん。」


当たり前だけど、こんなの初めてだから。


どうしたらいいのか分からない。

・・・結婚の挨拶みたい?


自分で思ったくせに、
恥ずかしくなる。


そもそも、同居するのに。
挨拶ってするものなのかな?
二人揃って。


「春馬君、久しぶり。」


「あ、はい。」


少し固まっている春君。
別れた・・・・・キリ?だっけ。


「より戻したみたいね(笑)」


悪戯に笑ってお母さんが言った。

「あ・・・あ。はい。」


緊張しまくってる上に、
そんな事まで言われたもんだから、ガチガチの春君。


不謹慎だけど、かなり面白い・・・。