隣りを見ると、不安そうな笑美。
笑美をそっと抱き寄せた。
特に何も言う訳ちゃうねんけど。
・・・あれからな。
俺考えてん、
何が守るって事なんか、
俺は笑美を守ったれるのか、
幸せに出来んのか、
「なぁ、今笑美いくつやったっけ?」
「ん?十・・・九・・・」
「もー十九かぁ・・・」
「おじさんみたい(笑)」
そう言って笑った顔が、本当に心地良くて。
あれから、もー6年近くになんねんな。
早いなぁ・・・・。
出会った時は、まだ中学生やってんな。(笑)
ロリコン?
そんなん知らん。(笑)
ただ、好きなだけやねん。
「なぁ、笑美?」
「何?」
「これからもさ、俺と居ったらな」
「うん。」
「辛い事あるかもしれへんなぁ。」
「何?その言い方ぁ、」
「それでもええん?」
「ん?」
「それでも・・・・ええ?」
「・・・春君が、一緒なら?」
出た!
笑美の得意な疑問形。(笑)
それでも俺は、満足やねん。
こんな事言ってくれる子。
滅多に居ないやろ?