!!!!


その映像が、重なった時。


言葉が出ないのと、
嘘でしょ?
っていうのとがぐちゃぐちゃになって、


「〇¥#%☆◇□!?」


って声にならない声を出してしまった。


「大丈夫ですか?」


警備員さんに呆れた顔で心配された。


「嘘ですよね?」


一瞬、夢かとさえ思った。


「いや・・・、見てみて下さい・・・・。」


その人も、あまり分かってないらしく、言葉を濁している。


「・・・・・。」


その時は、お姉ちゃんの存在も忘れてて。
ただその紙キレを、開けることに、精一杯だった。


『電話して。
080ーXXXXーXXXX。』


ただ、それだけが。


そこには書いてあった。


急いでいたのか、走り書きで乱雑な字。


信じてしまいそうだった。



「これは・・・、本当に預かったので。」


それだけ言い残して、警備員さんは消えてった。



・・・本当に?