でも、自分から言える訳もないし。


成るように成れっ!


そんな感じ。


(ぁ・・・ヤバイ・・・のぼせそう・・・)


あの女の人達のせいで・・・(?)


のぼせそう。


少しフラフラしながら、温泉を後にした。


でも気持ちよかった♪


浴衣に着替えて、外に出ると。
また、涼しさが気持ちよかった。

(春君・・・・)


ロビーに春君を探すと、眠たそうに椅子に腰かける春君が居た。


あ・・・髪濡れてる・・・


格好いい・・・(やっぱりね)


「笑美?」


「ごめんね、待たせて。」


「ん、ええよー」


やっぱり春君も浴衣着てて、色っぽくて格好いー・・・(はいはい)


「ほな、行こか。」


「うんっ」


「ご飯やご飯♪」


ニコニコしながら、進んでく春君。


「楽しみだね♪」


「そうやな・・・でも笑美、手ぇあつない?」


「少しのぼせちゃって、」


「大丈夫なん?」


「大丈夫だよ。」


春君の手は、冷たくて大きくて。すごい安心する。