ーツン


何となく、頬をつついてみた。


「んん・・・・〜」


「ふはっ」


眉をしかめて唸る姿がおかしくて。


もう一回つついてみた。


「ふぎゃっ!!」


今度はさっきの反応はなくて、代わりに体が重い。


「春君!?」


「おん、ぉはよ」


「何、でッッ?」


「笑美が寝込み襲うから、」


寝込みを襲ったつもりは・・・
ないんだけど;


「ごめん・・・」


「ふっ!ええよ?」


優しく笑いながら、でも体は離れないまま。


「変わったよな、」


春君が、私の髪に指を通しながら言った。


「髪・・・?」


「おん、それもそうやし。何か全体的に可愛くなった。」


「・・・そうかな?(笑)」


「おん、不安やぁ・・・」


そう言って春君は私の背中に顔を埋めた。


「え〜?大丈夫だよ〜」


「不安やのっ!」


顔は見えないけど・・・・


多分、拗ねてるな(笑)


「笑美ぃ、」


「何?」


「俺な、二週間休みやねん、」


「そうなの?よかったね♪」


「それでな〜・・・・・」


「うん、」


「温泉とか・・・・行かへん?」