『かんぱーい!!!!』
そしてお別れ会。
inカラオケボックス
私はバイトだから途中で抜けなくちゃ。
〜〜〜〜♪
「あれぇ〜?すぐる居ないじゃん」
爆音が流れながらの会話。
みんな大声で話してる。
「何かバイトだから遅れるってぇ」
その言葉に、ホッとした自分が居た。
あれから、何となく気まずかったから。
ーーーー・・・
『俺じゃ、ダメか?』
『・・・え?』
『泣いてばっかのお前はもう、見てんのはつれぇんだよ・・・!』
そういって優は、私を抱きしめた。
『俺にしとけよ・・・』
『やっだっっ・・・!』
逃げてたくせに、突き放した。
私は本当、最低だ。
『何で泣くんだよっ・・・!』
・・・・・ーーーーー
それから何となく気まずくなって、喋らないまま過ぎた時間。
「笑美ちゃん、ありがとね。」
「えっ・・・?」
若干聞き取りずらい。
「応援するって言ってくれて嬉しかったぁー!」
「あ、えっ」
それだけ言って、他の人のところへ行ってしまった。
あの夜、優に告って、
『フラれたぁ〜』
って目をはらしながら帰ってきたんだ。
ありがとうなんて・・・
・・・ありがとう。
ごめんね何て、違う気がして。
どういたしまして。
にしようって