「おっそいんだよ馬鹿〜!!!」

「っごめん〜!!!」


長ーい夏休みも終わり、
早速、修学旅行。


━in大阪━


「楽しみだな〜OOOOSAKA!!」


・・・inバス?


「無駄にOを使うの止めてくんない?」


「は?」


梨衣子と薫が居てくれたおかげで、夏休みも暇する事もなく。


それなりに楽しく過ごしてた。


「私さ〜バイトしよっかなって」

『バイトっ!?』


「そんなに食いつかなくても・・・」


「進路決める時期なのに?」


「んーー・・・。」


それを言われると辛いんだけど・・・。


「全然決まんなくてさぁ〜一人で暇してるよりはいいかな、って」

「はぁ〜ほーかおえ。」


お菓子を口に入れながら聞いてる梨衣子。


聞いてくれてるのは嬉しいんだけど、


とりあえず、食べ切ろう?


「その方がいいかもね、」


「そうだよね〜」


帰ったら、本気でバイト探そうかなぁ・・・。


「薫と梨衣子は〜どうなの?」


「止めてよ〜ここまで来てそんな話し〜!」


「んーごめん、ごめん。」


何も・・・考えてなかったんだ。

私は。


本気で、
お嫁さんになりたいなんて
思ってたんだから。


・・・馬鹿みたい。



覚えてないだろうけどさ、


私は・・・


叶うもんだって。


信じてたんだよ。