『ごめんな・・・ごめんな笑美・・・・』
暖かくて大きい手。
私の頭を撫でてくれるその手が大好き。
ずっと、ずっと謝り続けてる春君。
春君は・・・悪くないよ。
そう伝えたいのに。
温もりに甘えて、眠くて。
目を・・・開ける事は、
なかったんだ。
ごめんね。
その言葉が今でも胸に引っ掛かって。
春君は悪くない。
そう・・・伝えることも出来なかった。
私の方が、
謝りたい事、
いっぱいあるのに。
わがままばっかりでごめん。
不安になってごめん。
愛しきれなくてごめん。
上手く愛せなくてごめん。
信じきれなくてごめん。
ずっと一緒に居られなくてごめん。
・・・こんな私で・・・ごめんね。
春君は、
私と出逢って
幸せでしたか?
少しは、幸せな想い出ってありますか?
私なんかで、よかったですか?
春君みたいに、少しは支えになる事はできてたのかな?
私は・・・
私はね、幸せだった。
幸せだったよ。
すっごく。
春君に出逢えてよかった。
ありがとうね。
春君。
・・・バイバイ。