春君・・・・。


会いたいよぉ。



Pipipipipipi・・・・・・・・・


「ん・・・朝・・・?」


目覚ましが、朝を告げる。


最悪の寝起き。


目はバンパンにはれてるし、
髪はボンバってる。


(昨日、泣いたからだ・・・)


学校休みたい・・・。


とか思いながらも仕度を始める。

『そうですね〜今もっとも注目されてますから〜・・・』


テレビをつけると、芸能ニュースの時間帯だった。


その中で話題になっていたのは。

春君の“あの”週刊誌。


『結婚秒読み!とまで書かれていますけど〜・・・』


『ドラマの視聴率もいいですしね〜・・・』


何が結婚秒読みだよ。


本当週刊誌って信用できないなぁ!


とかいいつつ、やっぱり凹む。


「行ってきまぁす」


重たい足を引きずりながら学校へと向かった。


「ショックぅぅ」


教室に入って、一番最初に聞こえた声がこれだった。


何人かの女子が集まって、何かを囲みながら話している。


「あ!笑美ぃおはよぅ!!」


その中でも、中心的な人物が話し掛けてきた。


クラスでは、いろんなグループがあって。


いわゆる、このミーハー、いやギャル??グループに私は入ってないんだけど、一年二年と同じクラスだった事もあって、よく絡まれる。


「おはよー、どうしたの?」


「どうしたのじゃなくてさ!ちょっとコレ!!!見て!」


その子が差し出してきたのは、


また“あの”!!週刊誌。


「ひどくなぁい?朝コンビニで見付けてさぁ」


遅!!!