「春馬ー!!呼ばれとるでぇー!!」


携帯を一度だけ見て、浮かんだ笑美の姿に、後ろ髪惹かれながらも、楽屋を後にした。


ーーーーー・・・。


収録中に、俺らが昔やったライブのDVDが流れた。



「俺ら若っ!!!」


「なー!何か逆に気持ち悪いわ。」


「4年前かぁー・・・・。」


ポツリと竜雨君が呟いた。


・・・4年・・・。
もう、そないになるねんなぁ。


「あれか、笑美は。」


今度は、ボソッと夏紀君が耳打ちしてきた。


よーく見ると、確かに笑美だ。


・・・目ぇいいなぁ。


何て、感動してしまう。


気が付くと、メンバーの視線が・・・何か嫌や!!


むっちゃ気持ち悪い目で見られとる!!


「そんな見んとってやぁ〜」


理由は一つ。


『どーしたんですかぁ?』


司会の人がこのやり取りに気が付いて、割り込んで来る。


「いやぁ〜、何か、春馬がやけに張り切ってるんすよね〜、このライブ〜・・・。」


ニヤニヤしながら、珍しく竜雨君が発言した。


・・・さっきの仕返しか(:_;)


もう、本当嫌や。
この人ら。