「も〜!絶対会わせてよね!!」

「今度・・ね。」


ま、機会があったら・・・?


「優〜!もうちょっと丁寧に話しなさいよ!!」


優は気付いてないんだ・・・。
春君があの・・・“作田春馬”だって事、


「お前さぁ、よくあんな奴と付き合ってられんな。」


・・・はい?


いきなり何言ってんの??


「だってあんなに怒りだしてさ、自分が泣かせたのによー、」


春君は優しいんだよ・・・!?
何も知らないのに・・・、
春君の事何も知らないのに、
そんな事言わないで。


「好きなんだからいいじゃん・・・・。」


「あっそ。」


それから優は、私と目を合わそうともしなかった。


春君は・・・、
悩んでる時、上手く話せてないのにちゃんと『うん、うん』って聞いてくれて、『大丈夫だよ』って言葉をくれる。


春君のその


『大丈夫だよ』


って言葉だけで、私は本当に頑張れるんだ。


春君はいつも魔法をかけてくれる。


困ってる人は放っておけなくて、誰にでも対等に接する。