さりげなくプロポーズ!?された私。


本当は嬉しくて堪らなくって。
その場で涙なんか浮かべて、春君に飛び付きたかった。


一生懸命の愛情表現は、たった一言の『馬鹿。』に変わった。


「笑美おはよ〜、」


「おはよっ薫!!」


ずっ〜とあの時の事を思い出して、一人でにやけそうになる。


本当はね・・・?


春君のお嫁さん。っていう進路でもいいかな。


って思ったんだよ?


「渚ちゃんがね、連絡くれ〜だって。」


「渚に会ったの?」


「うん!この前ね。」


渚沙は、ここからかけ離れた場所にある、私立の女子校に進学した。


それから、あんまり連絡も取らなくなってった。


どうしてるかな〜?


とは、思ってるんだけど。


中々・・・ね。


「薫〜!」


「あっ!武だ!じゃあね。」


「あーうん、ばいばいっ!」


薫も彼氏出来て、遊ぶ事少なくなったな・・・。


考えてみれば・・・私友達付き合い悪すぎ?