「守るよ。」


何があっても。


これだけは胸を張って言う。


Pururururu・・・・・・


携帯が鳴った。


「竜雨君ちゃう?」


「そーやな・・・悪い。」


そう言って竜雨君は部屋を出た。

(彼女さんやな。)


そんな事考えながら、ビールを飲み進める。


「俺、帰るわぁ〜」


少したってから竜雨君は戻って来た。


そんな竜雨君の言葉に、笑いが出そうになった。


きっと彼女さんに言われたんやろな。


「また来てな〜?」


「おー、あ。笑美にうまかったつっといて〜。」


「おん、分かった〜」


あっという間に竜雨君は帰ってった。


「気ぃつけろ・・・か。」


胸にひっかかる言葉。


守ったるに決まっとる。
けど・・・笑美に辛い思いは、させたないねん。


「はぁ〜気持ち良かったぁ。」


顔を赤く染めながら、風呂から出て来た笑美。


「あれ?竜雨君は??」


「帰ったぁ〜彼女に言われたみたいやったで。」


「ハハッッ。そっかぁ・・・会ってみたいなぁ・・彼女さん、」


「そーやなぁ。まぁ今度な?」


「うん!」


今度・・・、竜雨君に聞いてみるかぁ。


「竜雨君がなぁ、うまかったって〜」


「え?エヘヘ、よかった♪」


あんまり可愛く笑うから、笑美の頭を撫でたった。