ーピーンポーン。


そうしてる時、インターホンが鳴った。


「春君、」


「はいはい〜。」


(誰かな・・?)


何て疑問を持ちつつ、洗い物を続けてると。


ドアの閉まる音と、足音だけが聞こえた。


「りゅーくん!?」


「おー、」


自分の家みたいにシレッーと入って来た竜雨君。


「い・・・いらっしゃい?」


目をぱちくりさせながら、春君を見たら、


【分からへん】


って感じの目だった。


「竜雨君、」


「何?」


「ご飯とか・・・食べてく?」


「あー・・・おん。」


もういい時間だし。やっぱりそうだよね、


「じゃー何かちょっと買って来るね?」


「俺も行くわ、」


「いいよ、竜雨君と話してたら?」


春君の言葉を遮って、家を出た。