「ただいま・・・。」


少し暗い声で戻って来た笑美。


「同級生?」


少しトゲのある言い方やって、自分でも分かった。


ふと見た笑美は、クッションに顔埋めて、涙堪えてるようにしか見えへんかった。


何で・・・・、こんな風にしてまうんやろ。


もうどないしていいか、分かれへん。


笑美の事んなるといっぱいいっぱいで、どうしたらええか分からななんねん。


こんなん、初めてやから・・・、

こんな気持ち・・・・、


初めてやから。


どうしたらええん・・・?


どうしたら、傷つけずに済むんやろ?


どうしたら上手く愛せるんよ?


・・・すっと、目を閉じた。