「今仕事終わってん。」


『うん、そろそろかなーと思って待ってた♪』


・・・ここにもエスパーが居った。


「家で待っとるで?」


『うん♪一回家帰ってから行く〜。』


「分かったぁ。」


そこで途切れた電話。


君に触れたい。


はやる気持ちを抑えつつ、目を閉じた。


・・・暖かい夢。


幸せを感じさせてくれる。


いつも、俺にそんな気持ちをくれるのは笑美だけ。


心があったかくなるような気持ちがあると知ったのも。


触れられない程大切にしたいと思ったのも。


壊したい程に愛する事があると知ったのも。


全部全部笑美だけ。