「俺も会いたいな〜♪」


!?


今一瞬、メンバーにエスパーが居るかと思った。


「秋君!?」


「そうやで〜?俺も笑美に会いたい♪」


今、何て言うた?


「何が?」


口から出た言葉は、予想を遥かに越えて。


低く、重く、暗い声やった。
心ん中に、どす黒い何かが広がった。


「フハハハハ・・・!!」


一方、楽屋に広がったのは冬吾君の笑い声やった。


「な・・・何なん;」


「フ、フハハハハ・・・!」


笑って話しにもならん。


「カマ掛けてん。春馬苛々しとっておもろいから、秋斗にちょっと言ってみー?って。したら、ほんまに、フハハハハ!!!!」


ほんまに・・・・?
騙されてん?俺。
ほんまにありへん;


「引っ掛かった〜♪」


ありえへん;
どんだけ馬鹿にしたら気ぃ済むねん!


「笑美の事んなると、ほんまにおもろいわぁ〜」


「本気でキレたやろ?」


にやけながら聞いてこられても・・・・なぁ?
頭に来たんはほんまの事やけど。

「キレた〜!!!あかん、腹いたぁ〜!」