しばらくして目が覚めると、夕方になっていて、隣には美波がいた。 

「ずっとそばにいてくれたのか…?」

柔らかい髪を撫でると

「んんっ…」

と言って美波が起きた。

「翔…くん?だい…じょぶ?」

と、寝起きだからかすごく甘い声で聞いてきた。

「ん、お前のおかげでだいじょぶ。」
「よかった…翔くん…ごめんね?」
「ん?何が?」
「…なんでもない!帰ろっか!」