たまに泊まりに行ったり、ご飯を作ってもらったり、そんなことを何回も繰り返していくうちに、美波の今まで知らなかったことも少しずつ知っていった。

美波にも好きな人がいて、でも、その人は美波じゃないほかの人が好きで、すごく苦しいということ。
そして、今その人はすごい悩みを抱えていて美波はその人が幸せになれるなら、力になりたいと考えてること。

美波に好きになられた人は幸せだなと思って、なぜだか少し悲しくなった。