「あたしも今日入学するんです。道もよく分からないんですけど一緒に行きませんか?」

「ぜひぜひ」

かっこいい顔をしている彼の笑顔は、とても可愛いかった。

「あの…名前教えてもらえるかな…?」

「俺の名前は五十嵐 誠。よろしく」

「あたしは伊藤美緒っていうの。こちらこそよろしく」