鶴見大吉は、亀山洋子の用意した30万円で俺発見グッズを手に入れた。

早速中身の確認をした。

１．資格者カード
２．協力者カード
３．ガイドブック
４．携帯端末
５．手帳
６．鍵
７．ヒント集

広告では、7番目のグッズは？になっていたが、ヒント集と書かれた一枚の紙が入っていた。

「先生、この資格者カードには先生の顔写真がプリントされてますよ」
亀山洋子がカードを大吉に渡した。

「そうだな。これはＩＣカードでもあるようだから、電子認証もできるようだ。特殊な場所へ入るにはこのカードが必要なんだろう。協力者カードには君の顔もプリントされている。やはり、ＩＣカードになっている。もしかすると、資格者カードと協力者カードでは、認証のレベルが付けられているかもしれんな」

「どういうことですか」

「つまり、資格者と協力者では、使用権限に差があるかもしれない。例えば、この資格者カードを持っていれば、すんなりと通れる門であっても、協力者カードでは通れないとか」

「ずるーい。先生、私もそっちのカードが欲しい」